産後を見据えて妊娠期間を過ごしてください

産後の状態は、個人差があるだけでなく、出産時の状況にも大きく左右されます。3~5人出産したママたちに聞いたのですが、1人目よりも2人目の出産のほうが楽だったとは言い切れないのだそうです。「○人目だから楽ね~」ということはなく、一般論と現実は違うのです。

 

「産後に甘えて、怠けるなんて! 私たちの頃なんて(くどくど)」と話すおばあちゃんも少なくありません。そのような人からは、すぐさま離れましょう。ストレスが増えます。

 

女性は体を整えることで、心も整ってきます。心の問題を気の持ちよう、ポジティブシンキングなどで解決しようとすると、状況がもっと悪くなる場合があります。体から心にアプローチしましょう。

 

東洋医学的 妊娠から出産後までのスケジュール

出産は、妊娠から子育てに移行する、1つの通過点です。しかし、出産を初めて経験する人は出産をゴールととらえがちです。そのため、どのような場所でどんな出産をしたいか、出産でどんな経験をしたいか、痛いか・痛くないか、など、出産のことだけで頭がいっぱいになりがちです。

 

妊娠期間は妊婦である自分が中心だったでしょうが、出産直後から赤ちゃんが中心になります。生活が大きく変化することに加えて、骨盤が大きく開いた状態から閉じた状態に変わっていくので、体調も激変します。

 

子育て期を見据えて、妊娠期間は体と心、日々の生活の準備を行うといいでしょう。妊娠中のお母さんの幸福感と安心感は、おなかの赤ちゃんに活力を与えます。ですから、事件、恐怖や暴力をテーマにした本、テレビ、映画は避けてください。夜は、できるだけ家でゆったりと、家族いっしょに過ごしましょう。

食事は鶏スープをお勧めします。ゆったりと落ち着いた気持ちで、よくかんで食べましょう。

 

産後1カ月は、自分と赤ちゃんのためだけに過ごします。家族が不在のときは電話は留守番電話にして、インターフォンを消しましょう。来客などは家族に対応してもらいます。

 

○妊娠初期 

[体の準備]

消化のよい物を食べる

においに敏感になり、気分が悪くなりやすくなるので、無理をしない

 

○妊娠中期~後期

[体の準備]

適度な運動を行う

 

○出産直前

[体の準備]

母乳育児を考えているなら、キャリアオイルやカレンデュラオイルを使って、おっぱいマッサージを始める

自然分娩の場合は、キャリアオイルやカレンデュラオイルを使って、会陰マッサージを始める

クラリセージ、ジャスミンなど、分娩を促すと考えられている精油を利用してもよい

 

[生活の準備]

産後2週間に家事をいっさい行わずに過ごすため、家族と話し合い、個人向け宅配やヘルパーなどの手配を行う

産前に冷凍物をストックして簡単に調理できる準備をしておくと、産後、レンジで温めて食べられるので便利

産後の過ごし方について、家族の理解を求める

赤ちゃんといっしょに2週間過ごす、薄暗く、静かで、落ち着けるスペースを作っておく

 

○産後10日まで

[体の心がけ] 

動かない、冷やさない、目を使わない

できるだけ起き上がらない

授乳も横になったまま行い、トイレに行く以外は寝ている

部屋を暗く、静かにして、急に明るいところへ出ない

おふろに入らず、髪を洗わない(かゆみなどが気になる場合は蒸しタオルで肌を拭くとよい)

体が冷えるときは、足湯などで体を温めるとよい

新聞・雑誌・小説など小さな字は読まず、テレビやパソコン、スマートフォンの画面はできるだけ見ないようにして、目を使わない

 

○産後2週間まで

[体の心がけ]

一日じゅう、パジャマで過ごし、自分を徹底的に甘やかす

決して体を冷やさないようにする(体を冷やす食品を摂取しない、体をあまり濡らさない、すぐに水気をふき取る)

おふろは短時間で済ませ、髪を洗わない(かゆみなどが気になる場合は蒸しタオルで肌・頭皮を拭くとよい)

目を使いすぎない

掃除は気になるところだけを乾拭きするにとどめる(掃除機は腰などに負担をかけるので使用しない)

買い物は個人向け宅配を利用したり、週末のまとめ買いで済ます


○産後3週間以降

[体の心がけ]

腹式呼吸やストレッチを始める

※開脚するストレッチは避ける

 

○産後1カ月以降

たくさん歩いて、体力の回復を早める

※腹筋運動など、筋力トレーニングは産後2カ月を過ぎてから始める

※小さい字を読んだり、テレビやパソコンを使ったりするのは、産後2カ月を過ぎてから

 

■産後の体調回復、更年期や月経のトラブル解消前、食欲のない子どもにお勧め! 温かい血を巡らせる「鶏スープ」レシピ


温かい血を巡らせるために古くから飲み続けられている「鶏スープ」を紹介します。

 

鶏スープの効果を引き出すポイントは、無理をしないこと。食欲がないときは、ほかの食品は取らずに鶏スープだけ飲みましょう。「食べなければ元気が出ない」と思い込むのはやめて、おいしく飲める範囲内で鶏スープを飲んでください。

 

逆に、イライラしてなにか口にしたいときにも、鶏スープはお勧めです。鶏スープを飲むと体が温まってきて、過剰な食欲が落ち着くでしょう。煮込んだ具も食べてかまいませんが、スープにうまみが移動しているので味気なく感じるはずです。

 

鶏スープは鶏や野菜などの成分がスープに出てきているため、消化吸収されやすいのが特徴です。胃腸に負担をかけずに栄養分を摂取できるうえ、ショウガやタマネギといった野菜の働きで体が温められます。結果として、温かい血が体を巡るようになるのです。

 

温かい血を体に巡らせる「鶏スープ」レシピ

[材料] 1鍋分

骨付き鶏肉(手羽先、手羽元など) 10本

 

ショウガ 薄切りを3枚

 

ニンジン 2本

タマネギ 1個

 

塩・コショウ 適宜

 

※基本の組み合わせは、骨付き鶏肉とショウガ、赤い色の野菜、ネギ類です。今回はニンジンとタマネギを使いました。写真ではショウガが大量に見えるかもしれませんが、薄切り3枚をさらに半分に切っています。好みでニンニクを加えてもいいでしょう。

 

1 ニンジンとタマネギは食べやすい大きさに切る。

2 深い鍋に鶏肉・ショウガ・ニンジン・タマネギを入れて、材料がかぶるまで水を注ぐ。

 

3 鍋を中火にかけて、沸騰したらアクを取り除き、弱火で30分ほど煮る。

4 鶏肉を割いて、中まで火が通ったら出来上がり。

 

 

※私は保温鍋を使っています。スープが沸騰したら、鍋を保温鍋に移動させています。

 

鶏スープは鍋いっぱいに作り、3日程度は冷蔵庫で保存できます。

ちなみに私の場合は保温鍋に鶏スープを作り、1日に朝晩2回ほど加熱して、保温鍋で保存もしています。