癒しや治療に占いを取り入れるうえで、注意したいこと

癒しや治療に携わる人が占いを取り入れていることは珍しくありません。
手相を取り入れている医師や鍼灸師はいるし、著書で西洋占星術を紹介している大学教授もいました。

占いを治療に取り入れるうえで注意したいのは、占いの結果を運命だとクライアント(治療を受ける人・占われる人)に思い込ませないこと。
こうした思い込みが間違った「心の支え」となって、偏った考えを作り出すからです。

占いの結果だけでなく、これまでにクライアント自身が経験した出来事の内容もハーフアンドハーフ、つまり半分だけが事実で残り半分は当てにはなりません。記憶は自分で勝手に作り変えることができるからです。

占いの結果を「自分の経験とコワいくらいに符合する」「自分のことをすべて言い当てている」とクライアントが受け止めると、「将来起こることも占いの結果どおりになる」と思い込んでしまいます。
これでは冷静な判断を失わせることになるので危険です。

「私は○○という結果が出たから△△になる」
「私は○○というタイプだから△△という行動を取る」
「過去に○○があったから今の私は△△だ」
こうした因果律は、人間のほんの一面にしか当てはまりません。

因果律を言い訳にして、今の自分の態度を正当化し、問題行動を「仕方がない」と修正しないケースがあります。
占いや心理テストの結果や過去の出来事を、「自分は悪くない」という言い訳をするために利用しているのです。

現在の自分の態度と行動は自分で変えられ、それが未来につながるということ。
そして視点を、自分やその周辺だけに限定するのではなく、広く社会にも目を向けるようにすると、自分が今抱えている問題が解決しやすいということ。
占いを、自分自身を変えるために視点を広げる一つの手段であるということ。
以上のことをクライアントに伝えるほうが、占いの結果を治療に役立てられるのではないでしょうか。

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そのようなことを思いながら制作したのが『誕生数占い』です。