『女の子のからだの知恵』おっぱいの知恵

○「からだリズム」で大きくなったり小さくなったり変化する

 男の人と女の人のからだつきで最も大きな違いがあるのが、おっぱい。
 世の中ではおっぱいの大きさばかりが気にされている感じもしますが、実は心地よさのほうが大事です。おっぱいは、からだの調子で固さが変化するのです。緊張したりストレスがたまったりすると固くなって、張りやコリが現れます。このように、おっぱいは心身の状態のバロメーターなのです。
 ですから、フワフワで柔らかく、ポンポンと触ったときに心地よいおっぱいを保ちましょう。張りやコリを感じたら、「私は無理しているのかもしれない」と日々を少し振り返ってください。そしてスマートフォンやパソコンを使うのは避けて、頭と目を休めましょう。
 それから、「からだリズム」でおっぱいは大きくなったり小さくなったりします。月経(生理)が始まる前にも、おっぱいに張りやコリが現れるので心身を休めましょう。


○「寄せて上げて」の窮屈はNG

 背中やわきのぜい肉を寄せて、カップの中に集め、上に持ち上げて固定するブラジャーが市販されています。ときどきならば問題ありませんが、いつも身に着けていると体に大きな負担がかかります。
 その代表が肩こり。窮屈なブラジャーで背中が圧迫されて、血流や神経に悪影響が与えられるからだと考えられています。
 助産師の中には、歩くなどの動作でおっぱいが揺れることで、おっぱいやその周辺の血流が促されると話す人もいました。
 ですから、息苦しくなるような窮屈なブラジャーは着けないでください。また、ブラジャーを着ける時間をできるだけ短くしましょう。

○左右の差は気にしない

 鏡で見たときに、右側のおっぱいのほうが左側よりも大きいなど、左右の大きさや形、触り心地の違いに気づくはずです。これは当たり前のこと。
 理由としては、「利き手が影響して、おっぱいの土台となる胸の筋肉の発達が左右で異なる」「ホルモンの影響のしかたが左右のおっぱいで異なっていた」といったさまざまなことが考えられます。
 左右の違いがどうしても気になるときは乳腺専門医に診てもらってもいいのですが、ほとんどの女の人におっぱいの左右差があることは知っておいてください。「変だ」と悩んだり、心配したりする必要はありません。

○「張り」「痛み」のメカニズム

 おっぱいは、赤ちゃんのためのミルクを作るところです。ミルク作りのために、おっぱいの中が発達して、おっぱいが大きくなるわけです。
 おっぱいの中を発達させるために働いているのが、「エストロゲン」というホルモン。エストロゲンの影響を受けて、おっぱいは膨らんでいるということですね。
 エストロゲンは、脳からの指令を受けた卵巣で作られています。ただ、いつも同じ量が作られているのではなく、波があります。エストロゲンがたくさん作られているときにはおっぱいが膨らむので、張って痛くなることもあるのです。
 おっぱいが張って痛くなったり、チクチク・ピリピリしたり、重くなったりするのはエストロゲンの影響で、これもほとんどの女の人が経験していることです。

○「肩ぐるぐる」でおっぱいを楽に

 胸の筋肉と連動している肩と背中は、おっぱいとも関係があります。大きく腕を回す「肩ぐるぐる」は、肩と背中、胸の筋肉を伸び縮みさせるので、おっぱいにも適度に刺激を与え、楽にしてくれます。
 大事なことは、ゆっくりと腕を回すこと。特に猫背の人は、腕を後ろ側に回す動作をゆっくりと、意識しながら行いましょう。肩や首のコリの解消に肩ぐるぐるは役立ちます。

[肩ぐるぐる]
1 直立して両足を腰幅に開く。両手は力を抜いて体のわきに下ろす。
2 右手を前にゆっくりと10回、大きく回す。回すときに、右手の人さし指を伸ばして意識する。
3 同様に10回、左手も回す。
4 右手を後ろにゆっくりと10回、大きく回す。回すときは、右手の小指を伸ばして意識する。
5 同様に10回、左手も回す。

 

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女性の体の知恵

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