『女の子のからだの知恵』足の知恵

○足にも「足相」がある!?

 「手には現在の心身の状態が、足には人生で積み重ねてきた心身の状態が表れている」と治療家に聞いたことがあります。手とは違って、足は普段の生活でじっくりと見る機会がありません。ほったらかしにされている分だけ、内臓の状態から顔には出せない感情、ストレスまで、蓄積したものがありのままの状態で出てくるのだそうです。その治療家の話では、悩みがあると足が臭くなるとのこと。
 手には手相があるように、足には「足相」があるといえそうです。
 足の裏には全身の臓器や組織が対応していて、足の裏をもむことで全身に刺激を与えられると考える「リフレクソロジー(反射療法)」という療法があります。リフレクソロジーにはさまざまな流派がありますが、ざっくりとした共通点は、足の親指が頭、土踏まずの上の部分が胸部、土踏まずが腹部、かかとが骨盤と対応していること。
 足の裏全体をもみながら、「親指をもむと痛いから、勉強し過ぎで頭が疲れているのかな」などと自分の体調を確認するといいですね。また、便秘の人は、土踏まずを強くもみほぐしたり、青竹踏みをしたりすると、おなかの調子が整うはずです。お勧めはおふろ上がりの時間です。

○窮屈な靴はNG

 二足歩行をする人間のからだは、狭い足の裏が全体重を支えています。そして歩くときに働いているのが足の指。5本の指が踏ん張ることで、地面を蹴り出すことができるのです。
 ところが、サイズが合わない靴や先が細い靴を履いたり、靴のかかとを踏んだりしていると、足の指がきちんと動けません。その結果、足の指が変形し、歩くときに重心が安定しなくなって、О脚や猫背など全身に悪い影響が現れるのです。転びやすい人や足をよくくじく人も、足の指が変形していないか確認したほうがいいでしょう。
 足を守る靴の条件は、以下のとおりです。
□ひもやマジックテープで調整できること
□かかとがすっぽりと覆われること
□足の甲が固定されること
□履いたときに足の指に力を入れられること
 学校によってはローファーが指定されているかもしれませんが、足の健康面ではお勧めできません。普段の生活ではひもやマジックテープを使ったスニーカーを履くようにしましょう。

 靴下は、五本指ソックスがお勧め。校則でタイツをはかなければならないときは、タイツをはいた後でつま先の部分を軽く引っ張り、足の指が動かせる状態にします。

○「足ぐるぐる」で姿勢もよくなる

 手の指と足の指を組んで、足首をぐるぐると10回ほど回す「足ぐるぐる」は、足の指を広げて自由に動かせるようにする体操です。
 そして足の指を鍛える簡単な体操が、「足指グーチョキパー」。名前のとおり、足の指でじゃんけんするのです。
 どちらの体操も、力まないことが大事。ボーッと力を抜いて、気持ちよく行ってください。出かける前とおふろ上がりがお勧めです。
 日々の生活に体操を取り入れ、上記の条件に合った靴を履いていれば、自然と姿勢もよくなっていきます。そして、立つ、歩く、階段を上り下りするといった何気ない動作も楽にできて、体が軽くなるはずです。

[足ぐるぐる]
1 いすか床に座る。
2 左足を右の太ももの上に置き、左手で左足首を押さえ、左足の指と右手の指を組む。
3 このまま、左足を右に10回、左に10回、ゆっくりと回す。
4 同様に右足も回す。

 

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