『女の子のからだの知恵』季節の知恵

○体が緩み解毒に向かう春

 「春が来た」というと、楽しいことがたくさん待っているという印象がありますね。しかし、精神的な面で最も注意が必要な季節が春なのです。
 めまいや耳鳴り、疲労感、炎症、むくみといった原因不明のからだの症状が現れ、気持ちがドーンと落ち込んでしまいがちです。
 また、痴漢などの犯罪が増えやすいのも春。


 このような春に起こる困ったことについて治療家と話していたら、「暖かくなるとからだが開いて、冬の間にたまった老廃物が出てくるから、仕方がないのよね」とのこと。

 冬から春へと切り替わる時期は、からだの解毒を助けるように心がけるといいでしょう。
 お勧めは、足湯。春が来たとはいえ、足元には寒さはまだ残っていて、頭がのぼせやすくなっています。足の冷えを取って全身の熱のバランスを整えると、解毒が促され、原因不明の症状も取り除かれやすくなります。
 そして寝るときにはレッグウォーマーを着用します。足を絞めつけずに保温できるので、春だけでなく、レッグウォーマーは一年中お勧めです。

 また、女性だけでなく男性も精神が不安定になりやすいのが春。女の子たちは注意を怠ってはいけません。できるだけ複数で行動すること。遅い時間に出歩かないこと。公園や茂みに近づかないこと。ゲームや携帯などを操作しながら歩くのは、無防備すぎます。
 自分の身は自分で守ると、強く意識してください。

○意外とからだが冷える梅雨

 梅雨に入る頃には、公共の施設や電車でエアコンが使われるようになります。1年で最も湿気の多いこの時期、エアコンでからだが冷やされると、心もからだも重く感じてしまいがち。加えて、おなかにガスがたまったり、下痢をしたり、胃が重くなったりしやすいのです。

 雨が降る日が多いのですが、ちょっとした晴れ間にウォーキングなどでからだを動かすと、体温が上がって体調が整いやすくなります。
 そして春と同様、足湯やレッグウォーマーも効果的。
 それから、飲み物を温かいお湯(白湯)にすると、おなかの不快な症状が改善するでしょう。

 じっとしていると、からだが冷えるので、家の中でできる運動、例えばヨガやダンスなどを普段の生活に取り入れるといいですね。

○汗対策が大事な夏

 「暑くて食欲はないのに、なぜか太ってきた」という経験がある人は少なくありません。エアコンのきいた部屋で1日中過ごして、特にやることもなく、ゴロゴロと寝転んでいるからです。
 運動もせず、じっと過ごしていれば、血流が悪くなって体の各部に酸素や栄養が送られにくくなり、老廃物も回収されにくくなります。結果として、体がだるくなります。
 ですから、熱中症対策をしたうえで、夕方の涼しい時間に屋外でウォーキングなどの運動を心がけましょう。

 世の中には「汗をかくことは健康によい」というイメージがありますが、これは程度の問題。ほどほどに汗をかけば気持ちがいいでしょうが、ぐっしょりと体が濡れるほど汗をかいた後はだるくなっているはずです。これは体温調節のために自律神経が使われすぎているためです。
 自律神経は、意思とは無関係に血管や内臓などをコントロールしています。屋外で大量に汗をかいたり、冷房のきいた室内でからだが冷やされたりすると自律神経が使われすぎて、うまく働かなくなります。すると、不眠や頭痛、肩こり、疲労感など全身に悪影響が現れます。

 汗をかけばかくほど、自律神経にダメージを与えてしまうと注意してください。
 また、Tシャツや下着を持ち歩き、汗でぐっしょりと濡れて衣服は着替えて、乾いた状態の物を身に着けるようにします。

○体が締まり水分補給をする秋

 朝晩が涼しくなる秋。「芸術の秋」「運動の秋」などと呼ばれるように、私たちの心身の活動が最も活発になる季節です。深く呼吸をして、体内にたくさんの酸素を取り込みましょう。
 「呼吸なんて、誰だってやっているから簡単」と思ったら大間違い。姿勢が悪い状態だと、深い呼吸はできません。最初に「肩ぐるぐる」と「わき伸ばし」を行いましょう。そのうえで、自分にとって心地がいいものを眺めながら、ゆったりと息を吐いて吸います。青い空、緑の芝生、ゆっくり流れる川など、そのときの気分で心地よく感じるものを選んでください。
 深い呼吸を繰り返すことで、自分のからだにパワーが満ちてくることが実感できるはずです。

[肩ぐるぐる]
1 直立して両足を腰幅に開く。両手は力を抜いて体のわきに下ろす。
2 右手を前にゆっくりと10回、大きく回す。回すときに、右手の人さし指を伸ばして意識する。
3 同様に10回、左手も回す。
4 右手を後ろにゆっくりと10回、大きく回す。回すときは、右手の小指を伸ばして意識する。
5 同様に10回、左手も回す。

[わき伸ばし]
1 直立して両足を腰幅に開く。両手は力を抜いて体のわきに下ろす。
2 右手を高く上げ、右わきをゆっくりと伸ばしていく。自然なリズムで呼吸しながら、ウエストの右側が伸びていると感じたら、そのまま30秒キープ。
3 同様に左わきも伸ばす。

○乾燥対策で楽に過ごせる冬

 冬になって寒さが厳しくなると、暖房を使います。このときに気をつけたいのが、乾燥。空気だけでなく、からだも乾燥します。
 この季節にお勧めは、スープ。なかでも鶏スープは、保温と保湿の両方で効果を発揮するでしょう。

 また、長くおふろに入っていると、肌が乾燥します。理由は、肌に元々含まれている保湿成分がお湯に溶け出してしまうから。この状態で石けんやボディソープで体を洗うと、さらに保湿成分が失われるばかりか、こすることで肌の表面にダメージを与えます。
 「肌に優しい石けん」は、この世に存在しません。石けんやボディソープは使わないほうが、肌は健康な状態を保てるのです。

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